忍者ブログ

N臣日記

日常の観察記

萌え!将望変換

「将臣君、呆れてるでしょう」
「あ?」

さっきまで確かに愚痴を聞いていた。
まあ、今現在もきいてるわけだが……
別段たわいもない愚痴だから真剣に受け止めすぎても
適当に受け流しすぎてもなと思い

それなりに聞いてたつもりだったがさすがにここ数日
たまりにたまったものが爆発したのか
踏んだり蹴ったりな状況に耐え切れなくなったのか
その時間が長くなったなとは思いはした。

そして、不服の矛先というか心配事はかれこれ二十年以上を一緒にいる
幼馴染件恋人である将臣に向けられたらしい。

「こんな、不満ばっかで……なんか愚痴とかいって
勝手に落ち込んで毎日こんなんで、呆れて……嫌いになった?」

そこで今更心変わりを疑うのかと笑ってしまいそうになったがそこはぐっと我慢した。

「そうだな、せっかく俺と一緒にいるのに全く別のことばっか考えてるのは
気に入らねーと言えば気に入らねーから……」

「から?」
一度区切られた言葉を望美が反復する。

「これ以上愚痴が言えないように……ふさいじまおうかと思ってた」
肩を抱き寄せられてそっと唇をなぞられると望美の顔がみるみる赤くなる。

「でも、そうだよね……言えなくなっちゃえばいいんだよね」
わずかに上目遣いに将臣を見て、目があった瞬間望美は瞳をとじた。

就職してから、将臣と付き合って一緒に住むようになってから変わっていく環境の変化や
消化しきれない社会の流れにうまく馴染めなかった。

せっかく二人でいるんだからそんな時は瞳をとじてしまえばいい。
言いたくない言葉は全部将臣がその唇で受け止めてくれるんだから……

「ん……あのね」
こわばっていた表情はほころび離れた唇から溢れた言葉は……愛らしいものだった。

「大好き……だからね、もう一回……キス、しよ?」
「いいぜ……なんでも、な」

望美は気づいていないしわざわざ教えるつもりもないが、
愚痴がこぼせる場所が自分であることも、散々こぼした不平や不満のあと
相手を不快にさせてないだろうかとちゃんと考え直して自分を省みる姿や
表情は将臣しか見ることはない。

大人になって覚えたそれはもう一人の幼馴染の譲も彼女の両親だって知らない。
そんな瞬間に小さな優越感を感じながら将臣が望美を受け止めている事実。

知ったら彼女はなんて言うだろうか……

あまりにそばにいすぎて容易に答えが分かってしまう。

『ずるい』

そう言って唇を尖らせたら、またその唇を奪ってしまえばいいだけの話だ。

深くなっていくキスを続けながら将臣は少しだけ笑った。

 

 

PR

Nせさん誕生日祝いを将臣君の体で祝おう!

「な、なんで?」
こんなところで彼が迫ってくるのかわかりません。
春日望美十七歳というか、十八歳になったところですが……現在危機的状態にあります。
「こ、こ、こ、ここどこかわかってる?何言ってるかわかってる?今日何日?暑いからちょっと
おかしくなっちゃった?」
「夏休みの学校の保健室。ついでに言うと今日は八月三日でお前の誕生日だな」
「う、うん。それでなんでこんなことに?」

現在の状況を言うのなら、本日春日望美の誕生日であり、夏休みであり、登校日であり……
ついでにさっきまでプールで泳いでたりした。現在時刻は午後2時半。仲良くおうちに帰
って誕生日のお祝いなどしてもらえるはずだったのに。

保健室のベッドの上に転がっている幼馴染兼恋人の有川将臣十七歳。ちょっぴり年下。に押し倒されて、
もとい彼の体の上にのしかかるように抱き寄せられている。付き合ってるんだし、
もともと幼馴染だしスキンシップだって少なくはない方だし……このくらいと言えばこのくらい。
でも、彼の言った内容が大問題だし、そもそも場所だって……

「や、約束は守らないとな?お前の誕生日に俺の体で祝ってやるっていったろ?」
「そ、それって買い物に付き合ってくれたりとかそいう言うんじゃなくって」

「そんなんいつも、だろ?だいたい……お前だって離れようとしてないじゃないか」
そういえば少し前に欲しいものを聞かれて「将臣君全部」なんて軽く答えた。その時に誕生日には体で
祝ってくれるともいわれた。

「だ、だからってなんで保健室?って、ち、ちがうよ、私そんな期待はしてないよ。してない。してないはず」
薄いシャツ越しに塩素の匂いがする。水に入っていたはずなのに将臣の体は熱い。

「ま、そんなわけだから俺の体特別に好きなようにしていいぜ」
少しだけからかうように将臣が笑うと望美は全力で首を左右に振った。未だ外では学生たちが部活動に
勤しんでいる。
運動部の学生が怪我をしてここへ来たら、こんな体制を見られたらどうすればいいのか……
腰に回されたては将臣が言うように引き剥がせばどうにかなるかもしれない。でも、
プールあとの体は気だるくてとても動けそうにない。
それでも、意識の相違だけは伝えなければと望美は「違うもん」とつぶやく。

「ぅぅ、それに、私将臣君の体を好きなようにしたいと思ったことなんてないもん」
それは事実だ。

「じゃあなんだよ?俺の体好きだって言わなかったっけ?」
「私……将臣君のこと好きだけど……将臣君の体好きにしたいわけじゃないもん……
いつも、将臣君の体で
好きに……される方が好き……なんだもん」

やや、消え入りそうな声でそういうと望美は将臣の胸に顔をうずめてしまった。
誕生日だというのに一体何のプレイなのか……可愛い恋人の告白に将臣の腕が望美の肩を抱く。

とくとくとお互いの鼓動の音が聞こえて将臣との距離が近いことに少し安堵して
望美が体の力を抜けばくるりと体の位置が入れ替わった。。

「へ?」
間抜けな声を上げているとばさりと音がした……

「了解。それならそれでリクエストには答えないとな……」
「な、なんで脱ぐの?いや、あの……将臣君落ち着いて?話せばわかるよね?分かり合えるよね?」
「お前、自分で俺に好きにされたいなんて誘っておいて今さら気のせいですなんて言うなよ?」

「ち、ちがう。ちがうよ」
こんな場所でというよりも二人で睦み合う時のことをいったはずなのになぜか彼のスイッチが
入ってしまっている。
「あ、あの。将臣君……こんなところじゃ、んむ」

唇を将臣の唇で塞がれて望美はしばらくジタバタと暴れてみせた。唇の角度を変えられて何度も
熱い舌を絡まされていくうちに体の力が抜けきってわずかに泣き出しそうな目で将臣をにらんだ。
だけど知っている。こんなふうにスイッチが入ってしまったら今日が自分の誕生日だとかそういうことは
彼には関係なくなってしまう。文字通り彼の体を堪能させられてしまう。

「帰り……帰れなくなったらおんぶしてくれる?」
小さく降参のの声を上げる望美に日に焼けた筋肉質の肉体がしっかり覆いかぶさってくるのと……
了承の答えと共に人利用の保健室のベッドがギシリと音を立てて二人の重みを受け止めるのは
ほとんど同時だった。
 

04 2012/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ [PR]オフィスビル 携帯電話 Template by repe designed by yamaneko